木造平屋の自宅に放火 建造物等放火の罪に問われている男が初公判で起訴内容を認める 島根県松江市
去年11月、島根県松江市の自宅に火をつけたとして現住建造物等放火の罪に問われている男が初公判で起訴内容を認めました。
現住建造物等放火の罪に問われているのは、松江市玉湯町の無職の男(41)です。起訴状などによりますと、男は去年11月、木造平屋の自宅を放火しようと考え、土間に火をつけ住宅の一部を焼きました。
松江地裁で11月18日に開かれた初公判で、男は「公訴事実と異なることはありません」と起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で「被告人は働いておらずやるべきことができていない自分への葛藤や不満から火をつけた」と指摘。さらに、精神鑑定で被告人は、「自閉症スペクトラム」と診断されたものの、事件への影響は小さく、動機は身勝手で組むべき事情はないと指摘。一方、弁護側は「事件当時被告人は自分をコントロールする能力が減っていた」などと主張しました。
男の責任能力が争点となった裁判は11月19日に結審し、判決は11月21日に言い渡されます。