間もなく閉店・・・一畑百貨店で最後の初売り 客「来年はもう来られないので、最後に買い物を楽しめたら」 島根県松江市
1月14日の閉店が決まっている島根県松江市の一畑百貨店で最後の初売りです。にぎわう店内には、閉店を惜しむ様々な人の思いがありました。
清々しい青空が広がった1月2日。島根県松江市の一畑百貨店では、開店の1時間前からすでに行列が出来ていました。
来店客
「来年はもう来られないので、最後と思って買い物楽しめたらいいと思います」
「一生自分の思い出に残るように隅々まで。自分に関係のないエリアも見てしっかり記憶していきたいなと考えています」
その頃、屋上にある一松稲荷神社では、商売繁盛を祈願する月初めの恒例行事がー。この光景が見られるのも今回が最後となります。
一畑百貨店 井上智弘 専務
「もう清々しいですねこの青空のようです今日は。この65年間本当にお世話になったお客様に最後の最後まで寄り添っていきたいなという風に思います」
1月14日に65年の歴史に幕を下ろす一畑百貨店。初売り恒例の福袋も今年は少し違います。
一畑百貨店の職員
「今年は閉店ということで、65年分の感謝を込めまして福袋を“感謝袋”という形に変えて出させていただくことになりました。もうとにかくにぎやかにたくさんの方に来ていただければなと思います」
そして開店の午前10時。
一畑百貨店の職員
「開店でございます!ゆっくりで構いません前の方に続いてお進みください」
地下の食品売り場では、コーヒーやお菓子の感謝袋が用意され、多くの人が買い求めていました。訪れた人も買い物を楽しむ半面、やはりさびしさも…。
客
「毎年来ていたので…。来年はどうしようかなって」
「正月の風物詩みたいなところもあると思うので、家族みんなで思い出にと思いまして」
また、食品売り場では、「北海道フェア」が1月6日から開かれるなど、最後まで楽しめる企画を考えているということです。
一畑百貨店 井上智弘 専務
「本当に初売り…久々にこんなに多かったかなと。最後の14日の日まで笑顔でおいでいただいて、笑顔で帰っていただくというのが一番だと思います」
まもなく65年の歴史に幕を下ろす一畑百貨店。閉店の時は刻一刻と近づいています。