強い台風10号は鹿児島県に上陸し北上。少しずつ山陰地方にも近づき影響が出始めています。

三好亜美 記者
「午後3時の島根県松江市です。雨が降り続いており、時折風の強くなる時間帯もあります」

8月29日朝から雨が降ったりやんだりを繰り返している山陰地方。午後にかけて風が強まるなど、不安定な天候となりました。そんな中、松江市の松江城ではー。

高井和代 記者
「台風10号を前に、松江城の西側の入口では、橋を通行止めにして倒木の危険に備えています」

松江城の西側にある椿谷付近は樹木が多く、台風による倒木や枝の落下などが発生する恐れがあり、大雨や台風の前には通行止めにしています。

松江城山公園管理事務所　渡辺正夫 リーダー
「枝が飛んできたり、木自体が倒れてしまったり、雨だと土砂が流れたり結構そういう危険なことがあるといけないので対応します」

松江城正門の大手門は通行できますが、台風の進路次第では、立ち入り制限となる可能性もあり、今後の情報に注意してほしいと呼びかけています。

交通にも影響が出ています。島根県出雲市の出雲空港では、福岡便が欠航に。そのほかの便は通常通りの運航となったものの、早めの便に変更した人の姿などが見られました。

利用客
「（元々は）今日の午後の名古屋行きの便を予約してたんですけど、どうかなと不安になったので少しでも早く行ければなと思って時間を変えました」

「（東京へ）行けても帰れるかなっていう心配はあります」

8月30日は出雲空港発着の日本航空福岡便で欠航、フジドリームエアラインズの名古屋便の一部、静岡便が欠航に。萩・石見空港発着の東京便も欠航となっています。

JRでは、8月30日山陰本線・大田市駅から浜田駅間、浜田駅から益田駅間で一部運休。特急では、スーパーいなば、やくも、スーパーおき、スーパーまつかぜの一部区間で運転取りやめとなっています。

最新の運行状況については、ホームページなどで確認が必要です。 ※8月29日17時現在