急激な気象の変化に注意! 頭痛や疲労、肩こりなどといった症状「気象病」 その対策とは?
急激な気候の変化により、発症する恐れがあるのが「気象病」です。その症状や対策を取材しました。
◇ ◇
このところ不安定な天気が続く中、体調の変化について街の人に聞いてみるとー。
街の人
「暑かったり寒かったりには強いんですけど、こういう変化の激しいときには結構弱くて、急に寝られなくなったりとかは多い」
「温度差でちょっと喉とか壊したりして、やっぱり気候についていけなくて、ちょっと体調不良を繰り返しています」
「体調崩して、頭が痛かったり体がだるいときがあります」
不眠やけん怠感など体の不調を訴える声が多く聞かれました。こうした症状について専門家はー。
よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「病名としては、気象病という言い方があります」
気圧や気温などの変化によって自律神経が乱れることで現れる「気象病」。具体的には、頭痛や疲労、さらにむくみや肩こりなどといった症状が現れます。
よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「自律神経というのは、一般的には体の内臓を調節する神経ですから、そこに乱れがおきると、いろいろなところに不調が出ます。 今も梅雨時という意味では、かなり大きな影響を出す時期だと思います」
では、その対策とはー。
よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「入浴や睡眠をしっかりとって、体を次の日の生活に合わせられる体力に戻るような生活をしないといけない。睡眠、食事、休養、これが一番大事は大事です」
また、症状が出た場合は耳たぶをマッサージすることで血の巡りがよくなり、和らぐのでおすすめだといいます。
重症化すると、うつ病や高血圧などを発症する可能性がある気象病。規則正しい生活を送り体を労わることが大切です。