1月26日の「文化財防火デー」に合わせ、鳥取市にある国重要文化財・鳥取東照宮では消防隊員などによる訓練が行われました。

1949年1月26日に世界最古の木造建造物、法隆寺の金堂壁画が焼損した日であることから、この日を文化財防火デーと定め、毎年、全国各地で消防などが一斉に訓練を実施しています。

鳥取市の国重要文化財の鳥取東照宮では、参拝客のたばこの火が原因で起こった本殿の火災を想定し訓練が行われました。火災を発見した神社の職員による初期消火の後、通報を受けた消防隊員など17人が駆け付け、すばやく敷地内のため池から水を引き、本殿の消火を行っていました。

鳥取東照宮 長尾隆基さん
「初めてだったんですけど、皆さん迅速に対応していただき、神職としてとても安心しました」

鳥取消防署 森下真樹 副署長
「足場の悪い中でのホース延長だとか、木造建造物の 火災は大きな火になるので、それに対しての消火・放水をしたいと思います」

消防ではこの時期は1年のうち、特に火災が発生しやすい時期のため火の取り扱いには十分注してほしいと呼びかけています。