鳥取県警は8月6日、鳥取市内のコンビニで、他人名義のクレジットカード情報が登録されたスマートフォンを使って加熱式たばこを購入したとして、外国人の男3人を詐欺と組織販売処罰法違反などの疑いで逮捕したと発表しました。

詐欺と組織販売処罰法違反などの疑いで逮捕されたのは、大阪府居住・中国籍で無職の男(27)、住居不定・無職でマレーシア国籍の男(23)、大阪府居住・台湾籍で無職の男(25)です。

鳥取県警によると、今年3月8日、マレーシア国籍の男と台湾籍の男が、鳥取市内のコンビニ3店舗で、他人名義のクレジットカード情報が登録されたスマートフォンを使って、加熱式たばこなど17万円以上を購入。2人は、3店舗とは違う鳥取市内の別のコンビニでも同様に大量の加熱式たばこを購入しており、不審に思った店員が110番通報して事件が発覚しました。

中国籍の男は指示役で、実行役の2人と共謀しSNSで購入する店舗や購入数を伝えていました。

実行役の2人は正当な理由でコンビニに入店していなかったということで、コンビニ2店舗については同じ日の3月8日に、建造物侵入の容疑で逮捕。その後の捜査で、詐欺と組織犯罪処罰法違反でも逮捕・追送致を行いました。

車でコンビニを回っていたとみられ、車内からは100台以上のスマートフォンが押収されたということです。

実行役の2人に面識はなく、鳥取県警は、SNSで実行犯を募る匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の犯行とみられるということです。3人の認否については、捜査に支障があるとして明らかにしていません。