島根県出雲市に住む60代の男性が、SNSで知り合った外国人の「清美」と名乗る人物から暗号資産の投資を持ち掛けられ、313万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。

被害に遭ったのは出雲市に住む60代の男性です。警察によりますと男性は、2024年5月末ごろTikTok（SNSアプリ）を通じて知り合った外国人の「清美」と名乗る者とLINEでやり取りするようになり、暗号資産の投資話を持ち掛けられました。

「清美」から送られてきたURLから専用アプリをダウンロードし、男性は専用アプリの購入代金3万円や暗号資産の購入代金を「清美」から指定された口座に振り込んだところ、利益が出ている状況がアプリに表示されたということです。その後「清美」から「取引きがロックされたので、再開のためにお金を振り込む必要がある」などと言われ、口座に振り込みました。

5月31日から7月24日の間にインターネットバンキングを使い、計4回にわたり313万円を振り込んだということです。

男性は「清美」からの要求がエスカレートしてきたため、弁護士に相談したところ詐欺の疑いがあることから警察に相談し、被害が発覚しました。

警察はSNSで投資を勧誘し、知らないアプリをダウンロードするよう勧められる場合や個人口座への振り込みを指示される場合は詐欺を疑い、相談するよう呼びかけています。