2024年も後を絶たないのが特殊詐欺の被害です。そうした中、5月10日鳥取市では警察官にふんした園児たちが特殊詐欺被害防止を呼び掛けました。

園児
「詐欺に気を付けてください」

5月10日、詐欺被害防止を呼び掛けたのは、鳥取福祉会よねさと保育園の園児たち20人です。自分の似顔絵を描いたこども警察手帳を首にかけ、園児からのメッセージ入りのチラシなどを病院の来院者、約100人に配りました。

園児
「詐欺の呼び掛けができました」

鳥取県警によりますと、今年1月から4月末までの特殊詐欺被害は23件であわせて1848万円。近頃、被害が増えている著名人を名乗った偽物やマッチングアプリで投資を促すSNS型詐欺やロマンス詐欺は12件で、約2億1000万円と大きな被害が出ています。

一方、島根県では3月末時点で特殊詐欺は11件で約1940万円、SNS型詐欺、ロマンス詐欺は7件で約7850万円の被害が確認されています。

鳥取警察署 生活安全課　西原億 課長
「誰もが被害に遭う可能性があります。園児からの声を受けていただいて、被害に遭う可能性があるということを一人一人が認識していただいた上で被害防止に努めていただきたいです」

警察は「電話やSNSでお金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。