犬の散歩中にクマに遭遇 男性が襲われ太ももにけが ドングリなどクマのエサが凶作のため冬眠を前にしたこの時期はクマが人里に出没する可能性が 島根県
10月25日夜、島根県浜田市三隅町で犬の散歩をしていた50代の男性がツキノワグマに襲われ太ももを引っかかれ、けがをしました。ツキノワグマはこの時期、冬眠前で活発になるということで、県は注意を呼び掛けています。
男性がツキノワグマに襲われたのは、浜田市三隅町岡見の住宅地です。浜田市三隅支所によりますと、10月25日夜9時45分ごろ、男性が犬の散歩をしていたところ、民家の庭先で柿を食べていた体長約1mのツキノワグマと遭遇。
後ずさりし、逃げようと振り向くとクマが襲い掛かり、左太ももをひっかかれました。クマはそのまま逃走し、男性は軽傷だということです。
周辺では8月から9月にかけてクマの目撃情報が多数寄せられており、浜田市三隅支所はクマが食べていた柿の実を除去し、防災メールで注意喚起をしています。
島根県鳥獣対策室によりますと、山口県から島根県西部にかけてクマのエサとなるドングリなどは凶作となっているということです。冬眠を前にしたこの時期、エサを求め人里に出没する可能性があるということです。
島根県は
・早朝や夕暮れなどはクマの行動する時間のため、鈴や笛など音の出るものを身に着ける
・山林に入るときには2人以上で行動する
・遠くにクマを見つけたら落ち着いて静かに立ち去る
など、被害に遭わないよう注意を呼びかけています。