11月17日朝早く、島根県浜田市金城町の住宅付近でクマが出没し、30代の男性が襲われけがをしました。島根県と浜田市が周辺をパトロールするとともに、住民に注意を呼びかけています。

クマが出没したのは島根県浜田市金城町久佐の住宅付近です。11月17日午前5時半ごろ、新聞配達をしていた30代の男性が配達先の住宅のポストに新聞を投函しようとしたところ、近くの柿の木から体長約1メートルのクマが降りてきたとみられるということです。

クマは男性のほうへ向かってきてもみ合いになり、男性は左肩と左手首を引っかかれ、軽いけがを負いました。クマはその後、現場から逃げたということです。

島根県と浜田市が付近に捕獲用の檻を設置するともとに、周辺のパトロールを行うなど警戒を続けています。島根県内でのクマの目撃情報は今年度に入り726件に上っています。

島根県は早朝や夕暮れ時はクマの行動時間と重なるため、鈴や笛など音の出るものを身に着けてほしいと呼びかけています。