専門家も理由は不明!? 境港でスルメイカが季節外れの豊漁 鳥取県境港市
11月1日、鳥取県境港に水揚げされたのは例年であれば、この時期には獲れないスルメイカ。今年は、季節外れの豊漁が続いています。
競り人
「1週間くらい前はけっこう多かったですね。1日に最低でも2千箱
とかいってたんじゃないですか」
山陰沖のスルメイカを求めて県外からも船が。
県外の漁師
「境港は珍しいですね。久しぶりに来ました。境港に」
境港では例年1月~3月に水揚げされることが多いスルメイカ。しかし、鳥取県水産試験場によると、10月10日~20日の期間に水揚げされたスルメイカはおよそ2万8000箱。去年の同じ時期と比べて680倍と驚愕の増加となっています。
鳥取県鳥取市のスーパーにはスルメイカの売り場が作られていました。
エスマート吉成店 福原裕也鮮魚チーフ
「数年ぶりくらいの豊漁でして、最近は全く取れてない、春先から
全く取れてない状況で値段の方もその時期よりもかなり安く入っておりますので、かなりお買い求めやすくなっております」獲れている
サイズも春先より大きいものが入っているといいます。
なぜ今年はこの時期に多く水揚げされているのか。専門家は…
水産研究・教育機構 森山丈継研究員
「過去10年でみてもかなり獲れている状況にはなっていまして、なにかしらの理由でスルメイカが
集まっているのではないかなっていうのが考えられる。どういうメカニズムで集まっているかという
のがちょっと分からない状況です」
はっきりとした理由が分からない中での豊漁。
海洋環境の変化などで、今後も季節外れの魚が取れることも考えられます。