災害に備え約500人が参加 高校生・園児・地域住民 地域全体で行う合同避難訓練 マグニチュードは7.4・津波警報も想定 鳥取県境港市
災害に備え、地域で連携を深めました。鳥取県境港市で10月10日、高校生や園児、地域住民など約500人が参加する合同避難訓練が行われました。
訓練用の緊急地震速報の放送
「避難訓練、緊急地震速報が発表されました」
鳥取県境港市の境港総合技術高校で行われていた避難訓練。想定されたのは地震の規模を示すマグニチュードが7.4に及ぶ大地震です。校内放送で地震発生が伝えられると、生徒たちは教室から次々へと体育館へと避難していました。
そして、15分後。津波警報が出た状況を想定し、近くの保育園児や地域住民などが参加する津波に備える合同避難訓練も行われました。住民と共に福祉について学ぶ生徒も一緒に園児の手を取り、3階の会議室まで階段をかけ上がっていました。
園児
「大丈夫だった」
生徒
「安全に避難することが大切だと思いました」
地元住民
「初めての体験ですが、いつどこでおこるかわからない災害なので(避難訓練は)地域全体でやるべきと思います」
境港総合技術高校は、津波避難所に指定されていて地域と連携した避難訓練を毎年、行っています。
境港総合技術高校 橋井洋樹 教頭
「能登の方から、地震があって津波が来るということもありましたので、他人事ではないと思いますので(訓練は)続けていこうと思います」
この高校では、能登半島地震での教訓も生かし、さまざまな災害発生に対応できるよう今後も地域で協力していきたいということです。