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早春の味覚が続々と…津軽海峡で育つ濃厚な甘みの“ウニ”と磯の風味たっぷりの“岩ノリ” 下北半島で春の漁始まる 青森県大間町・東通村

2025年3月3日 20:17
早春の味覚が続々と…津軽海峡で育つ濃厚な甘みの“ウニ”と磯の風味たっぷりの“岩ノリ” 下北半島で春の漁始まる 青森県大間町・東通村

3月に入り、春の漁が始まっています。
大間町ではウニのかご漁が始まり、大きさや身入りの良いウニの水揚げにハマは活気づいています。

まいとし3月に解禁される大間町のウニのかご漁はきょうから始まりました。
夜明けとともに漁に出たおよそ30隻の船が港に戻ると、握りこぶしほどの大きさのキタムラサキウニが次々と水揚げされました。
きょうの水揚げは700キロほどでしたが大きさは十分で身入りも良く、初日としてはまずまずということです。
大間町のウニはエサとなる昆布が豊富で、潮の流れが早い津軽海峡で育つため濃厚な甘みとくせの少ない、さっぱりした後味が特徴です。

★大間漁協 小鷹勝敏組合長
「思った以上に大きさがいいです」
「(初日としては)まずまずの漁だと思っていて期待、これからです」

水揚げされたウニは漁協から水産関係の業者に販売されたあと、生の状態のものや加工された商品が出荷されます。
大間町のウニかご漁は6月10日まで行われる予定です。

磯一面に広がっているのは…

こちらは黒々と輝く天然の「岩ノリ」。
東通村の尻屋崎の海岸でまいとし3月の潮の満ち引きの差が大きい「大潮」の時期を狙った岩ノリ採りが始まりました。
初日は30人あまりが岩にびっしりと張り付いたノリをヘラを使うなどして摘みとり、次々とカゴに入れていました。

尻屋漁協によりますと去年はこれまでにないほど多く収穫され、ことしも同じくらいノリのつきが良いということです。
食べるとシャキシャキとした食感と磯の風味が口いっぱいに広がる岩ノリ。
乾燥させたあと村内のスーパーや産直施設で販売されるほかふるさと納税の返礼品としても送られます。

★尻屋地区の住民
「香り立ちもいいし食べたあとの香りもいいですし」
「焼きノリでふりかけみたいにしてもらえばあとは ごま油で韓国ノリ風とか」
「おいしいのでぜひ食べてもらえればなって思います」

尻屋崎の岩ノリ採りは今月中旬まで続き、その後はマツモ、フノリと早春の磯の恵みが続々と食卓に届きます。

最終更新日:2025年3月3日 20:17
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