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「木の香りなのかな…」樹液入り紅茶を楽しむなど冬の里山を体感!来年度で閉館予定の下北自然の家で“ふれあいウォッチング” 青森県むつ市

2025年2月25日 19:11
「木の香りなのかな…」樹液入り紅茶を楽しむなど冬の里山を体感!来年度で閉館予定の下北自然の家で“ふれあいウォッチング” 青森県むつ市
冬山を登る自然観察がむつ市で行われました。
参加した人たちは積雪がないと立ち入れない場所で動物の足跡を探すなど、冬ならではの自然を満喫しました。


むつ市大畑町にある「下北自然の家」の前でスノーシューをはいて準備をする人たち。
冬の自然を体感してもらおうと行われた「里山ふれあいウォッチング」です。
自然の家の職員が案内して積雪がないと立ち入ることができない場所を歩き、付近にある黒森山の中腹をめざします。

雪の上を歩いて行くと凍った木の実を見つけました。
顔を出し始めたミズバショウも。
キツネやウサギとみられる動物の足跡もありました。
冬ならではの自然の景色です。

★下北自然の家の職員
「見て!津軽海峡!冬景色だね!」

登り始めて45分ほど。
一行がたどり着いたのは、雪景色のなか冬の津軽海峡を望める場所です。

そして参加した人たちが楽しみにしていたのが、カエデの木から取れた樹液を味わうことです。

★参加した人
「爽やかな」
「そうそう」
「木の香りなのかな」

この樹液に紅茶を混ぜていただきました。

★参加した人
「紅茶に入れたら最高においしい」
「紅茶の味の香りが強いそれでほのかに甘い」

参加した人は五感で自然を体感し満足していました。

下北自然の家は建物の老朽化により、来年度いっぱいで閉館される方針です。
これまで下北の小学校の宿泊体験学習や各団体の自然体験活動の拠点となりました。
また災害時の避難所として活用されてきましたが、来月に開かれるむつ市の教育委員会で正式に閉館となる見通しです。


★参加した人
「ちょっとさみしいですよね 私たちみたいに高齢者になるとこういうところに来るのがとても楽しみなので」
「自然を利用した楽しみを教えてくれるので」
「もったいないというよりショックです本当に」

下北自然の家では来年度末までさまざまなイベントを開き、自然と親しむ大切さを多くの人に伝えます。

最終更新日:2025年2月25日 19:11
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