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起業最前線を体験!学生たちの「東京研修」に密着

2025年1月22日 19:09
起業最前線を体験!学生たちの「東京研修」に密着

特集は起業をめざす県内の学生たちの挑戦です。
第一線で活躍する起業家や、大手投資会社にビジネスプランを提案しました。
何を学び、何を感じたのでしょうか。


東京証券取引所、起業家にとって「挑戦の象徴」とも言える場所です。
今月、弘前大学と大学院の学生3人が見学に訪れました。

「テレビで見たことあるなぁ、が最初(の印象)だったのですけど間近で見ると思っていたより大きくて」

大学院で津軽弁のAI翻訳の開発に携わる斎藤遥大さんと。
国際経営論専攻で独自にマーケティングなどを学ぶ田中帆夏さん。
それに医師を目指しながら3Dサービスを提供する会社を設立した峯田陽さんです。

3人は去年9月、起業家を育てる県のプログラムにチームとして参加。
地域の住民同士で情報交換や助け合いができる、いわゆる「地域SNS」を開発するというビジネスプランを作り、参加チームの中で最優秀賞に選ばれました。
そして今回、起業の最前線を体感する2日間の「東京研修」で第一線で活躍する起業家などを訪問します。

「よろしくお願いします」

3人が最初に訪ねたのは16万人以上が利用する「地域SNS」を立ち上げた起業家です。

「助けてほしい人と助けた人をつがくお助けボタン」

早速、自分たちの「地域SNS」のプランをプレゼンしました。

★弘前大学人文社会科学部4年 田中帆夏さん
「出先でいま雨降っていて私、自転車外に出しているけど隣の人入れてくれないかな それこそ雪かきの問題もそうですけれど対価が支払われない、ささいな問題が未解決のままで残っていて、そこを私たちは人と人のつながりでどうにか解決できないかなと」

★地域SNS「PIAZZA」 矢野晃平 社長
「良いなと思ったのは雪かき、に特化する、例えば」
「そういった大きな明確な社会課題に対してやっていく」
「その中で絶対皆さんがつくりたい世界観も入れられると思う」

収益化の考え方やビジネスとの向き合い方についてもアドバイスを受けました。

続いて訪ねたのは大手ベンチャーキャピタル、上場していない新興企業に出資する投資会社です。
起業家にとってともに成功をめざすパートナーとなります。

★弘前大学人文社会科学部4年 田中帆夏さん
「起業したい人はベンチャーキャピタルの方にどういうタイミングで(相談に)行けばいいのかなと」

★SMBCベンチャーキャピタル 安田純也 部長
「事業できてなくてもこれから起業したいという方でもウェルカムと言ってるベンチャーキャピタルはいっぱいあるので、それは全然臆することなくいろいろ会ってもらってよいかと思うし、なぜなら早いステージの(投資を得意とする)ベンチャーキャピタルであればあるほど人を重視しているので 『田中さんがイケてるかどうか』みたいなものをベンチャーキャピタルは知りたい」

ベンチャーキャピタルの役割や目線、それに起業家としての関わり方を学びました。
東京研修最終日の2日目は、上場企業2社で代表を経験し時価総額1、000億円を達成した実業家を訪問。

★「1000億円経営顧問」 実業家 伊藤雅仁さん
「スモール(規模)でも良いからまずはアクティブに使える層に(機能を)合わせた方がよいとは思う」

一緒に課題を整理しながら、今後の進め方についてアドバイスを受けました。

★「1000億円経営顧問」 実業家 伊藤雅仁さん
「誰をターゲットにするか/そういう層をいくつか決めてリアルにインタビューしていくのがよい それ自体がマーケティングになる」

このあと起業家や投資家の交流の場として人気を集めるカフェも訪れるなど、起業の最前線を体感した学生たち。
この2日間は自分たちのプラン、そして自分自身の可能性を探る上で大きな学びとなったようです。

★斎藤遥大さん
「甘さをすごく実感した2日間でした(青森に)戻って検討し直して実証実験でデータを貯めながら動いていきたい」
★田中帆夏さん
「ビジネスプランも自分自身ももう少し理解して人に伝えていけるようにしていきたい」
★峯田陽さん
「(ビジネスプランの)壁打ちができたりとか投資家の方と会える機会も思いますので、こういう機会を無駄にせずこれからも頑張っていきたい」

新しいビジネスに挑戦する県内の学生たち。
今回の研修で得られた経験と学びを生かし次のステージへと向かいます。

最終更新日:2025年1月23日 9:00
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