×

「死ぬんだという絶望感しかなくて…」大病を乗り越えて“運動する喜び”伝える 双子の母はパワフルなフィットネストレーナー!「かっこいいママでいられるように」 青森県むつ市

2025年1月21日 19:00
「死ぬんだという絶望感しかなくて…」大病を乗り越えて“運動する喜び”伝える 双子の母はパワフルなフィットネストレーナー!「かっこいいママでいられるように」 青森県むつ市

むつ市に住む東京出身の女性がフィットネスを通して運動する楽しさを伝えようと取り組んでいます。
かつて大病を患いながらも現在は育児をしながら活動するパワフルな女性を紹介します。


出迎えてくれたのは東京出身の阪本由美子さんとそのご家族。
2021年に夫の転勤でむつ市に住み始めた阪本さん。
もうすぐ2歳の双子の育児に追われる忙しいお母さんとしての一面と…。


フィットネストレーナーとしての一面があります。
教えているのは「K-1 Fit Fight」というエクササイズ。
格闘技のパンチやキックなどの動きを取り入れた運動です。

この日体験したむつ養護学校の高等部の生徒たちは。

★むつ養護学校の生徒
「ものすごく気持ちよかったです」
「ふだん使わない動きとかを使って踊ったりするのが楽しかったです」
「いい運動になりました」

★阪本由美子さん
「(育児で)いま単発でしか仕事をやっていないのですけど、久々にK-1Fit Fightができて私自身がすごく楽しかったので」
「短命県を返上させるためにも運動の楽しさをみんなに伝えていければなと思って」

阪本さんは高校を卒業後アパレル関係の企業に就職。
運動不足解消に通い始めたスポーツクラブが縁でボディービルと出会います。
その後会社を辞めスポーツクラブのインストラクターとなり、大会で入賞するほど体を鍛えることにのめりこみましたが…2018年、24歳のときおなかの調子が悪く病院に行ったところ大腸がんが発覚しました。

★阪本由美子さん
「プロになりたいというのもあったのでステージ3Bと言われてかなり進行しているというのも最初に告げられてしまったので、もう本当に『死ぬんだ』という絶望感しかなくて」

手術を受けましたが転移の可能性もあり入退院を半年ほど繰り返し抗がん剤治療も。
徐々に運動はできるようになりましたが、手術したおなかに影響するおそれがあるため激しいトレーニングができなくなり、ボディービルの大会には出られなくなってしまいました。

★阪本由美子さん
「もう自暴自棄になっちゃって、そのときの大会の写真とかばーって消しちゃったりとか」

落ち込む阪本さんを励ましてくれたのは、信頼する夫や友人たちでした。

★阪本由美子さん
「主人の存在とか家族の存在に救われながら友だちもすごく励ましてくれて」

夫の転勤でむつ市に移住した由美子さんは「K-1Fit Fight」を始めます。
現在は育児のため休んでいますが、エクササイズを通して体を動かすことの喜びを知ってもらおうと依頼があったときは活動をしています。

★阪本由美子さん
「おうちとかでもできる運動っていっぱいあるので、自分たち1人ひとりが意識してやっていったらもっともっと短命県返上していけるんじゃないかなって思います」

阪本さんにかかれば雪かきも立派なエクササイズに。

★阪本由美子さん
「こうやって腰を丸めながらやっちゃうとどうしても腰を痛めやすくなっちゃうので、できれば胸を張って腰を反ったおしりの筋肉も使うイメージですね」

前向きに生きる阪本さんの原動力は…

★阪本由美子さん
「主人にとって子どもたちにとってかっこいい妻、かっこいいママでいられるようにというのを目標にして、いま原動力に頑張っています」

大病を乗り越え母親になった阪本さん。
フィットネストレーナーとして健康の大切さを伝えています。

最終更新日:2025年1月21日 19:00
青森放送のニュース
24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中