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「強い殺意に基づく悪質な犯行」同室の男に懲役17年の実刑判決 みちのく記念病院殺人裁判

2024年7月1日 18:13
「強い殺意に基づく悪質な犯行」同室の男に懲役17年の実刑判決 みちのく記念病院殺人裁判

去年八戸市の病院で同じ病室の男性を殺害した男の裁判です。青森地方裁判所は懲役17年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは佐々木人志被告58歳です。判決によりますと佐々木被告は去年3月12日の深夜、八戸市の「みちのく記念病院」で同じ病室に入院していた73歳の男性の首を圧迫し、歯ブラシで突き刺すなどして殺害しました。
裁判は佐々木被告に責任能力があったかどうかが争点でした。きょうの判決公判で藏本匡成裁判長は「完全責任能力が認められる」とした上で犯行は「強い殺意に基づく悪質な犯行」として懲役17年の実刑判決を言い渡しました。弁護側は控訴について今後検討するとしています。
事件を巡っては病院が死因を「肺炎」とする虚偽の診断書を作成したり死亡時に適切な報告をしなかったとして警察が病院を家宅捜索し捜査を続けています。

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