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みちのく記念病院殺人事件 「違法な身体拘束黙認」実態解明を要望

2024年8月1日 17:11
みちのく記念病院殺人事件 「違法な身体拘束黙認」実態解明を要望

去年3月八戸市の病院で入院患者が身体拘束から逃れるため同じ病室の男性を殺害した事件をうけて、人権擁護団体が県に実態解明を求める要望書を提出しました。

懲役17年の実刑が確定した青森地方裁判所の判決によりますと去年3月八戸市のみちのく記念病院に入院していた佐々木人志受刑者が「身体拘束が嫌で殺人をすれば病院を出れると考えた」として同じ病室に入院していた73歳の男性を殺害しました。事件をめぐり病院が違法な身体拘束を黙認したとしてきのう東京の人権擁護団体が第三者委員会による実態解明を求める要望書を県に提出しました。

★市民の人権擁護の会日本支部 小倉謙 支部長
「身体拘束がずさんな管理のもと行われている事をしっかりと知らせていかないといけない やはり必要悪は悪であるというスタンスの元必要のないものは必要ないと言っていかないといけないと思います」

団体は県警察本部への刑事告発も検討するとしています。

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