きのう横浜町沖の陸奥湾で3人が死亡した事故でけさ現場海域から沈没した漁船が見つかりました。
残る1人の捜索が続いている現場から中継です。

捜索活動の拠点になっている横浜漁港にいます。
きのうから行方がわからなくなっていた漁船はここから2キロほど先、水深25メートルの場所で沈んだ状態で見つかりました。
この事故はきのう、船長の菊池隆広さんたち3人が海上で見つかって死亡が確認され、乗組員の太田弘樹さんが行方不明になっているものです。
4人はいずれも漁船から海に転落したとみられています。
ホタテ養殖漁船「たか丸」は横浜漁港の北にある桧木川河口から西に1.5キロほどの海底に沈んでいました。
亡くなった3人はその南側に漂流していて、このうち2人は救命胴衣を着用し近くには別の救命胴衣1着が見つかったということです。

横浜町漁協 二木春美 組合長
「天気は多少波はあったけど作業には支障がないということでどうしてこんな事故になったか分からない」

きのう夜の現場周辺は風速5メートル、波は0.5メートル、視界は良好だったということで、漁師たちが「なぜ事故が起きたのか」と話していました。
現場ではいまも太田さんの捜索が続いています。