「どうしても勝たせなければ…」耳元でホイッスルなどの体罰 高校教諭を戒告処分 公務員の懲戒処分相次ぐ
公務員の懲戒処分が相次ぎました。県教育委員会は生徒の耳元で電子ホイッスルを鳴らすなどの体罰をした高校教諭を戒告処分にしました。
戒告処分を受けたのは西北地域の高校に勤務する39歳の男性教諭です。
県教育委員会によりますと、男性教諭は去年8月から今年1月にかけて部活動の指導中、棒状の電子ホイッスルで生徒3人の頭をたたいたり、耳元で鳴らしたりしました。
また肩をつかんで突き飛ばすなどし、このうち1人の生徒は顔にすり傷を負ったということです。
また生徒1人に対し、およそ2時間体育座りをさせたことも体罰にあたるとしています。
男性教諭は「どうしても勝たせなければいけないという使命感にかられ感情的になってしまった」と話しているということです。
また赤信号を見落として人身事故を起こしたとして、特別支援学校の44歳の女性講師が減給1か月、東青地域の小学校の46歳の女性講師が戒告の処分をそれぞれ受けました。
一方、八戸消防本部は今年7月酒気帯び運転で検挙された消防士を停職処分にしました。
停職5か月の処分を受けたのは八戸消防署管内の28歳の男性消防士長です。
八戸消防本部によりますと、男性消防士長は飲酒後に運転代行を見つけられず「大丈夫だと思って運転した」と説明しているということです。
男性消防士長は裁判所から罰金30万円の略式命令と、運転免許取り消しの処分も受けているということです。