合浦公園のシンボル樹齢400年超の“三誉の松”にも雪害 春祭りの準備進む園内には他にも折れた枝が… 青森県青森市
青森市の合浦公園では19日から春祭りが始まりますが公園のシンボルとなっている「三誉の松」が雪害を受けていたことがわかりました。
「三誉の松」は樹齢400年以上の天然記念物ですが十数本の枝折れが確認されました。
★菅原厚キャスター
「合浦公園のシンボル三誉の松 この松を中心に公園が作られたという歴史が残っているんですが、この冬の大雪により枝折れ被害がいくつも発生しているんですね。そしてすでに剪定されてます」
「三誉の松」は合浦公園の中央に位置し市の天然記念物に指定されています。
しかし1月下旬、公園を管理するパークメンテ青い森グループの職員が枝が雪に埋もれたまま引っ張られ、十数本の枝が折れているのを確認しました。
青森市ではこの冬一時積雪が1.5メートルに達していました。
★パークメンテ青い森グループ 千葉洋一会長
「これは多分相当折れているなと」
「もうすぐ祭りが始まる時に松の枝の処理で大変な状況ですね」
樹齢400年を超える三誉の松。
歴史に詳しい専門家は・・・
★青森県立郷土館 佐藤良宣学芸員
「弘前藩主が付近の村々を巡転したときに、この木の下で宴会を開いて巡行した家臣たちに酒を振る舞った」
「付近の人々にも愛されまして柵を立てるなどして守られてきた」
「三誉の松があることが合浦公園ができた理由だといわれています」
気になる今の状態は・・
★パークメンテ青い森グループ 千葉洋一会長
「そこは樹木医にも診てもらっていますので大丈夫です」
木の幹は無事で生育に問題はないということです。
きょうは今月19日から始まる「青森春まつり」の出店の受付が行われました。
去年より4軒多い57軒が出店する予定です。
★菅原厚キャスター
「春祭りの会場ともなる合浦公園内にはこの冬の大雪によりまだ歩道に雪が残っている状況です」
これから園内を彩る桜には大きな雪害はありません。
他の一部の松の枝もたくさん折れていますが祭り開幕までに片付けを終えるということです。