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台風10号の進路情報 前線の影響で大雨に警戒

2024年8月27日 19:09
台風10号の進路情報 前線の影響で大雨に警戒

最初は台風の進路と大雨についてです。県内ではあす明け方にかけて引き続き大雨に警戒が必要です。JRは五能線と八戸線で21本が運休、あすも一部が計画運休します。

非常に強い台風10号は、ゆっくりした速さで北よりに進んでいます。あさってにかけて九州に非常に強い勢力で接近し、その後東日本に向かう恐れがありますが当初より遅くなっていて最新の情報に注意が必要です。
県内は前線などの影響で各地で激しい雨が降り、午後5時までの24時間の降水量は鯵ヶ沢で65ミリ。五所川原市市浦で63.5ミリ。むつ市湯の川で60ミリなどとなっています。

★鯵ヶ沢町民
「穂に実がなってだんだん重くなってきているところに雨と風とで下にかたむいて倒れかかっている 鯵ヶ沢は水害があったところなので…」

むつ市では午後3時半すぎに激しい雨が降り市役所に慌てて駆け込む人の姿も見られました。
大雨の影響でJRは五能線の深浦と鯵ヶ沢の間で午前7時半すぎから終日運転を見合わせ19本が運休しました。あすも雨のため東能代と弘前の間で一部の列車を計画運休します。
八戸線でも2本が運休しました。あす予想される1時間の雨の量は多いところで30ミリです。あす午後6時までの24時間の降水量は津軽で120ミリ、下北と三八上北で100ミリと予想されています。
気象台はあす明け方にかけて土砂災害や浸水などに警戒するとともに竜巻などの激しい突風や落雷、非常に注意を呼びかけています。

日本一のりんごの産地弘前市は台風に備え対策会議を開き進路や避難所の開設体制などを確認しました。状況を見ながら農業者にメールマガジンなどを通じて注意喚起をするとしています。

★弘前市 櫻田宏市長
「いずれにしても台風が発生したということに対して万全の対策をとりながらりんごの被害が出ないようにしていければと思います」

市内では生産者が被害がないことを願いながら早生品種「未希ライフ」の葉取り作業をしていました。

★りんご生産者 三上晃良さん
「ちょっとでもずれてほしいと思っているけど たぶんずれると思っているけど 台風は来る来ないは自然ですから そのままでしょうがないという感じで結局できるだけのことを今やるしかないから」

早生品種の「つがる」の収穫が始まっている園地もあり進路を警戒しながらの作業が続いています。

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