×

りんご園でせん定作業中に3メートルの高さから“墜落”…防止措置講じなかった疑いで弘前市の会社を書類送検 トラック運転手に違法な時間外労働させた運送会社も

2025年3月4日 20:42
りんご園でせん定作業中に3メートルの高さから“墜落”…防止措置講じなかった疑いで弘前市の会社を書類送検 トラック運転手に違法な時間外労働させた運送会社も

弘前労働基準監督署は高所での樹木のせん定作業をする際に墜落防止措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで弘前市の農業「株式会社ナカムラ」と取締役の男性(58)を書類送検しました。
去年5月ナカムラの50歳代の男性社員がりんご園で農業用作業車を約3メートルの高さまで上昇させ、作業床の端に立ってりんごの木の邪魔になる樹木のせん定作業を行っていたところ墜落する災害が発生しました。
男性は、けい椎を損傷し後遺症が残るけがをしました。
労働安全衛生法では高さ2メートルを超える場所での作業で墜落のおそれのあるときは、囲いや覆いなどを設けることや墜落制止用器具などを使用し危険を防止するための措置を講じなければいけないと規定されていますが、措置が講じられていなかった疑いがあるということです。

またトラック運転手2人に36協定の延長時間を超えて違法な時間外労働を行わせたとして、弘前市の運送業「株式会社appleline」と社長の男性(41)が労働基準法違反の疑いで書類送検されました。

最終更新日:2025年3月4日 20:42
    青森放送のニュース