【大事業】弘前城本丸の石垣修理が一区切り…職人「石工」が最後の1石を積み直す 2026年度には「曳屋」で元の位置へ 青森県弘前市
弘前城本丸の石垣修理は今日、最後の石が積み直され工事が一区切りを迎えました。
弘前城本丸の石垣の積み直し工事は3年半をかけて最後の1石を残す段階となりました。
今日は櫻田市長が立ち会って作業が行われました。
クレーン車で重さ306キロある最後の1石をつり上げ、天守台北面の最上部で石を組む職人「石工」の人たちが角度を調整し積み直しが完了しました。
石垣修理は本丸東面で石垣の膨らみが確認され崩れる恐れがあるため天守を移動させたあと2016年に始まりました。
21年6月からは積み直し工事が行われ、使えなくなった60石を新しい石に作り替え、2185石を積み直しました。
★弘前市 櫻田宏市長
「この精度というかすごいなと思う先ほどの石垣は少し傾いているときに隙間が空いていた それも今回の修理で解消されたことになりますから、今後多くの方々にも来ていただいてりっぱな城だな天守だなと思っていただけると思います」
天守は2026年度に始まる「曳屋」作業で元の位置に戻されます。
本丸の展望台は来年のさくらまつりが終わったあと撤去される予定です。