残り549石 弘前城の石垣修理は最終年度の積み直しに向け新しい石の加工作業はじまる
弘前城の石垣修理は今年度が最後の年で、きょうから作業がはじまりました。
最終年度の石垣修理は本丸東側で行われていてトラックで運んだ重さ3トンから700キロの石を大型クレーン車でつり上げ、石を組む職人「石工」の人たちが降ろしていました。石垣修理は天守を移動させたあと2016年に始まり、21年からは2,185石の積み直し工事が行われていて、最後の549石の工事が今年度で終わる見込みです。職人たちはヒビが入るなどして使えなくなった石の代わりに、新しい石を作る作業を進めていました。
★弘前市公園緑地課 関剣太郎主幹
「元の形が大事ですので見た目の部分とかできるかぎり同じ物で仕上げるのが難しいといわれています 安全第一で行って仕上げにもこだわって行っているので最後まで頑張っていただきたいと思っています」
石垣の積み直しは加工が終わり次第6月にも始まる見込みで、天守は2026年度に始まる「曳屋」作業で元の位置に戻されます。本丸の展望台は来年のさくらまつりが終わったあと撤去されるということです。