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十和田湖畔倒木死亡事故訴訟 青森県は争う構え 遺族は損害賠償求める

2024年5月13日 17:45
十和田湖畔倒木死亡事故訴訟 青森県は争う構え 遺族は損害賠償求める

去年十和田湖畔の国道で車が倒木に衝突し男性が亡くなった事故の裁判が始まりました。遺族は安全確保がされていなかったとして損害賠償を求め、被告の県は争う構えを示しました。

訴えているのは車が倒木に衝突して亡くなった80歳の男性の遺族で、弁護士とともにきょう東京地方裁判所に入りました。訴えによりますと男性は去年5月十和田湖畔の国道103号を車で走っていたところ倒木に衝突して亡くなりました。遺族は安全を確保する措置が講じられていなかったとして県を相手取りおよそ4,800万円の損害賠償を求めています。東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で被告の県は樹木医が緊急に伐採する必要のない木だと判断したため予見することは不可能で「瑕疵はなかった」と原告の請求を棄却するよう求め全面的に争う構えを示しました。県は樹木医の証人尋問が必要などとして青森地方裁判所に裁判を「移送」するよう求めていて、次の裁判は移送の判断のあと開かれます。

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