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りんごの苗木が不足 人気品種は再来年まで入手しづらく…苗木確保へ種苗店の取り組みは? 青森県弘前市

2025年4月1日 10:20
りんごの苗木が不足 人気品種は再来年まで入手しづらく…苗木確保へ種苗店の取り組みは? 青森県弘前市
弘前市の種苗会社が今シーズンのりんごの苗木の販売を始めましたが、ふじやシナノスイートなど人気の品種は再来年まで手に入りづらい状況だということです。

りんごの苗木の販売を始めたのは弘前市の原田種苗です。
店先では苗木が品種ごとに仕分けされ、訪れた農家が注文した苗木を買っていました。

★りんご農家
「実も採れるし王林は交配樹にも良いそういうことで」
「増やしている」

ことしはりんごの木の雪害が数多く発生し、植え替える農家が多いため苗木不足だと言われています。
原田種苗によりますと値段が高い「ふじ」のほか中生種の「シナノスイート」や「トキ」などの苗木が人気となっていて、予約で再来年まで手に入りづらい状況だということです。
特に人気の高密植栽培の苗木は育てるのに3年かかり、丸葉栽培と比べて1年多いため、慢性的に苗木不足に陥っているということです。

★原田種苗 原田寿晴 社長
「実は雪の降る前から苗木不足というのがありまして、最近のはやっている高密植栽培とか半わい性の台木の受注がひじょうに多い」

原田種苗では苗木の数を増やすために、農協や農業高校と連携して栽培を進めているということです。
最終更新日:2025年4月1日 10:52
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