6年前の西日本豪雨で大きな被害が出た西予市野村町の肱川沿いに復興公園の一部が完成し、今週末オープンします。

17日（日）からの利用開始を前に、きょう報道陣にお披露目されたのは、西予市野村町の肱川沿いに建設中の復興公園「どすこいパーク」です。

野村町では、6年前の西日本豪雨で町の中心を流れる肱川が氾濫し、5人が亡くなったのをはじめ、925件の建物被害など大きな被害に見舞われました。

西予市では、豪雨災害を伝承し災害に強い町を作っていこうと、住民がアイデアを出し合いながら、特に被害が甚大だった肱川沿いの両岸およそ400mにわたって復興公園を建設しています。

公園は大きく4つのエリアに分かれていて、今回最初に完成したのは、ヘリポートやさくらの丘、6つの遊具などがある「自然と憩いのエリア」およそ9500平方メートルです。

この中には、災害時にトイレとして利用できるマンホールや、かまどになるベンチなど防災施設も備わっています。

西予市復興支援室の和氣伸二さんは、「災害を忘れず、災害から立ち直るきっかけの希望となるような場所になれば」と話していました。

17日（日）には、住民による音楽ライブやちゃんこ鍋の販売など、オープニングイベントが開催されます。