西日本豪雨で被害 肱川の緊急治水対策 国管理の堤防整備が来月完了【愛媛】
西日本豪雨を受けて、国が進めてきた肱川の堤防整備事業が来月完了することから記念の式典が行われました。
大洲市では2018年の西日本豪雨で5人が亡くなったほか、肱川の氾濫で大規模な浸水被害が出ました。
この被害を受け、国は緊急治水対策事業として西日本豪雨クラスの雨にも対応できるよう、肱川の堤防をおよそ6.9kmに渡ってかさ上げするとともに新たな堤防の設置を進めてきました。
その工事が来月完了するのを前に大洲市で式典が行われ、肱川流域の市長や町長ら関係者が出席し、国交省の担当者が事業内容を説明しました。
国交省は、整備完了により大洲市柚木から下流にかけての氾濫は防ぐことができるとしています。
肱川の堤防整備については県も、5月の完成に向けて工事を進めています。