肱川の緊急治水対策で住民説明会 2ダムの操作ルールも変更へ【愛媛】
西日本豪雨を受け進められている肱川の緊急治水対策事業の進捗状況などについて、昨夜西予市で国交省などによる住民説明会が開かれました。
西予市野村町で開かれた説明会には、地元の住民らおよそ40人が出席し、国交省と県の担当者が堤防の整備や河道の掘削など緊急治水対策の進捗状況を説明しました。
また治水対策で肱川の流下能力が向上するため、ダムに水を貯め始める際の放流量について、鹿野川ダムではこれまでの毎秒600トンから1000トンに。
野村ダムでは300トンから500トンに操作ルールを変更し、今年6月1日に運用を開始する予定であることが説明されました。
国交省によると、この変更で、西日本豪雨と同じ大雨が降った場合、肱川沿いでは野村町内のごく一部で氾濫が発生するものの、家屋への浸水は防げるということです。
国と県は、肱川の治水対策工事について、2027年度中の完成を目指しています。