今年創設「NIPPON防災資産」に 野村町・乙亥会館の災害伝承展示室が認定
愛媛県西予市野村町の乙亥会館にある災害伝承展示室が今年、国が創設した「NIPPON防災資産」に認定されました。
乙亥会館で開かれた認定式では西予市の管家一夫市長に認定書が手渡されました。
NIPPON防災資産は、地域で発生した災害の状況を分かりやすく伝える施設や、災害の教訓を伝承する活動などを国が認定する制度です。
制度が創設されて今回が初めての認定となり、全国で22の施設や活動が選ばれました。
乙亥会館災害伝承展示室は西日本豪雨からの復興の道のりを紹介しているほか、展示室を拠点に市民が被災体験を語り継ぐ活動を続けていて、こうした取り組みが評価されました。
野村小6年生:
「(復興の歩みを)しっかりとここで見てもらったり、こんなことが起きたんだなと分かってもらいたい」
なお四国からはほかに、四国4県に拠点を置き「四国防災八十八話マップ」の制作を進めるグループなど、あわせて3件が認定されています。