偽のロレックスをブランド品買取店に買い取らせ、現金をだまし取った詐欺グループによる一連の事件について、偽ロレックスの供給役とされる上位指示役の男の初公判が1月28日に高知地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

詐欺の罪に問われているのは、横浜市青葉区の盛海斗被告(27歳)です。起訴状によりますと盛被告は去年8月、既に逮捕起訴された男らと共謀し、広島市内のブランド品買取店に偽造されたロレックスの腕時計を持ち込んで買い取らせ、現金430万円をだまし取ったものです。

28日に高知地裁で開かれた初公判で、盛被告は起訴内容を全面的に認めました。検察側は冒頭陳述で、おととし8月ごろ金に困るようになった盛被告が偽のブランド品の販売を行うようになり、既に逮捕起訴された男たちに偽のロレックス腕時計を供給していた犯行の経緯を説明。盛被告は報酬として200万円を受け取っていたということです。
弁護側は起訴内容について争わない姿勢を示しています。

次回公判は3月25日に開かれ、検察側は今後、余罪について盛被告を複数回、追起訴することにしています。