高知県須崎市で高級なあるフルーツが栽培され人気を集めています。
そのフルーツを栽培している高知県須崎市浦ノ内地区にあるハウスを訪ねました。

花や果物の生産・販売を行う「オーキッドフジタ」の藤田泰雄さんです。

■どんなフルーツ？
「こちら、よさこいバナナです」

そう！そのフルーツが「よさ恋バナナ」。1本350円から高いもので1000円ほどする高級バナナです。

よさ恋ばななを育てているハウスにお邪魔すると、約20アールのハウスには背の低いバナナの木が200本ほど植えられていてふっくらとした実をつけています。

藤田さんは高知の新たな名物を作ろうと5年ほど前から「よさ恋バナナ」の生産をスタート。
熱帯で育つバナナの国内生産は難しいとされていますが、日照時間の長い高知県の土地柄を生かすと共に温度管理を徹底するなどして栽培に成功しました。
藤田さんは、化学肥料などは一切使わず雑草の除去などはすべて手作業で行っています。

■藤田さん
「外国のものは露地栽培が基本だがうちはハウスで育てている。通常のバナナよりも長めにおいて収穫する」

海外産のバナナは本来の収穫期前の実が青いうちに収穫しますが、よさ恋バナナは実が成熟するのを待ってから収穫します。さらに収穫後20日間程熟成させ、甘みを増した状態で出荷します。

丹精込めて育てたよさ恋バナナはそのまま食べておいしいのはもちろん、ジュースや天ぷらにするのがおすすめだそうです。
ジュースに使うのは凍らせたよさ恋バナナとミルクのみ。甘みが強いので砂糖は使わず、そのままミキサーにかけます。

また藤田さんは、珍しい種無しレモン「璃の香」も作っています。3年前から栽培をはじめ、ようやく去年から実がなりはじめました。
種なしレモンをサイダーにしぼって飲むのが藤田さんのおすすめです。

さまざまなフルーツづくりに力を入れる藤田さん。よさ恋バナナは、さまざまな味わい方を楽しんでほしいといいます。

濃厚な甘さがぎゅっと詰まった、よさ恋バナナ。
一口味わうと恋すること間違いなし！の贅沢なおいしさです。

〇購入方法:サイト「ふるさとチョイス」、ファーマーズマーケットひなた（土佐市）、とさのさと、土佐っ子（須崎）

〇オーキッドフジタ・問い合わせ 0889-493-0373