高知県内の去年1年間の貿易実態調査の結果が発表され、食料品の輸出額は水産物が前の年の2倍と大幅に増えたことなどから、過去最高を更新しました。

県とジェトロ高知は、県内に事業所がある308社を対象に去年1年間の輸出と輸入の状況を調べ、296社から回答がありました。
発表によりますと、輸出の総額は、船舶、機械、装飾品などが伸びて前の年より0.4％増え、815億円3400万円あまり。
輸入の総額は、前の年より24.6％減り、661億2400万円あまりでした。
貿易収支は約154億1000万円の黒字となりました。このうち、食品の輸出額は約26億4000万円と前の年より15％増え過去最高を更新しました。（統計開始以来）

品目別では、主力のユズや日本酒などの酒類に加え、加工品を除く水産物が前の年の116％増の約4億7000万円と大幅に増加しました。