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『巨大地震注意』の発表から1週間 黒潮町の自主防災組織で備え見直す【高知】

2024年8月19日 18:41
『巨大地震注意』の発表から1週間 黒潮町の自主防災組織で備え見直す【高知】
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表から1週間が経過し、政府は8月15日に特別な注意の呼びかけを終了しました。
臨時情報の発表を受け、高知黒潮町の自主防災組織では備蓄品を入れ替えるなど地震への備えを見直しています。

8月8日午後、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。宮崎県で最大震度6弱の揺れを観測しました。
これにより気象庁は南海トラフ地震が起きる可能性が普段よりも高まっているとして、初めてとなる南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表。特別な注意を呼びかけていました。

黒潮町入野の芝地区では今回の臨時情報の発表を受け、避難先である高台の倉庫で保管していた個人の備蓄品を8年ぶりに入れ替える作業を行いました。
住民に水や衣類、メガネや薬など必要なものを箱に詰めて集会所に持ってきてもらい、8月18日は地区のメンバーが軽トラに載せ、倉庫に運び込んでいきました。

入れ替え後に行われた地区の役員会では、今回発表された臨時情報の対応について意見が交わされ「揺れがなかったため危機感が弱かった」、「予想津波が1メートルだったので避難はしなかった」「備蓄品の期限の確認をするいい機会になった」など各々で感じたことを共有したほか、自主防としての避難について次のような意見も出ました。

また、芝地区では高台の倉庫で保管する個人の備蓄品についても1年ごとに見直していくことを決めました。
臨時情報の発表をきっかけに、地区の備蓄や避難の方法について地震への備えを見直す取り組みが続きます。
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