小泉進次郎氏、30日に出馬表明へ 自民総裁選
自民党総裁選挙をめぐり注目の動きです。出馬の意向を固めていた小泉進次郎元環境相が今月30日に正式に立候補を表明する方向であることがわかりました。
これまで公の場では出馬についてコメントを避け続けてきた小泉氏ですが、陣営幹部は「来週金曜日30日に表明する」と明らかにしました。
小泉氏は中堅・若手議員を中心に出馬への期待が集まり、すでに立候補に必要な20人の推薦人の確保はメドはたっているということです。また、党内に影響力がある菅前首相と近い議員らのグループも支援に回ります。
党内からは、国民的人気の高さから「小泉氏が出馬すれば本命だ」という声が多くあがる一方、「一瞬は人気が出るかもしれないが、すぐにボロが出るだろう」などと経験不足を不安視する声もあります。小泉氏は23日は能登半島地震の被災地を視察する予定です。
総裁選をめぐっては石破氏が24日、河野氏が26日に立候補を表明する予定で、前回の総裁選では協力したいわゆる「小石河」連合が今回は3人それぞれ出馬し、争う構図になります。
一方、20人の推薦人確保に奔走しているのが上川外相です。22日夜も自身を支援する議員らとの会合を開きました。
上川外相
「私としては全力で立候補に至るまでの大切なときですので、しっかりやっていきたい」
また、出馬の意向を固めている林官房長官ですが、23日は所属する岸田派の幹部らと会談しました。出馬表明については27日に行う方向で検討を進めています。