初の女性首相を目指す…高市氏と上川氏に動き 現状と課題は 自民党総裁選
11人の名前が挙がる自民党総裁選をめぐり、高市経済安保相と上川外相に動きがありました。初の女性首相を目指す2人の現状と課題は──。
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総裁選に出馬の意向を固めた高市経済安全保障担当相に動きが…。21日夜、自らを支援する議員らと会合を行いました。参加した議員は…
高市氏を支持 石川昭政衆院議員(21日夜)
「ぜひ一緒に戦ってほしいと強い決意をいただきました。事実上の出馬の決意だったと私は受け止めています」
推薦人確保のメドがつき、来週にも出馬に向けた決意表明があるのではないかということです。
保守派を代表するひとりで、安倍元首相との関係が深かった高市氏。出馬すれば2度目となる総裁選。前回は安倍氏の支援を得て出馬しました。結果は3位でしたが、議員票では岸田首相に次ぐ票を獲得しました。
安倍晋三元首相(2021年9月)
「私たちのグループの主張は、他の候補へも影響を与えることができたのだろうと思います」
ただ安倍氏という後ろ盾がなくなった今、いかに支持を広げられるかが焦点です。
これまで党の政調会長や総務相などを歴任した高市氏。学生時代はバンド活動に励み、“ヘビメタ好き”という意外な一面も…。憧れの政治家は、“鉄の女”と呼ばれたイギリスのマーガレット・サッチャー元首相です。
今月8日、夏休み中の子どもたちを大臣室に招いた際にはこんな質問が・・・
子ども
「大臣の子どものころの夢はなんですか」
高市経済安保相
「小学校4年生まではお習字の先生になりたいと思っていました。でも…すごく字が下手です。残念! なぜか今、政治家になって大臣の仕事をしています」
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同じく初の女性首相を目指すのはこの人。出馬に意欲を示している上川外相です。22日午後、岸田首相と2人で会談しました。
上川外相(首相官邸、22日午後3時半ごろ)
「総理からは私の新しい挑戦について、力強い励ましの言葉をいただくことができました」
21日夜は、盛山文科相や小泉法相らと総裁選に向けた公約作りなどを行った上川氏。ただ、所属する岸田派からは、林官房長官も出馬の意向を固めているため、20人の推薦人を確保できるかが課題となっています。
“ポスト岸田”レースをめぐっては、次の11人の名前が挙がっています。
(8月22日放送『news every.』より)