パリオリンピック・レスリングで金メダルを獲得した櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手の凱旋パレードが9月29日に高知市で行われ、沿道に集まった大勢の人が2人の快挙を祝いました。

パリオリンピック・レスリングで県勢92年ぶりの金メダルを獲得した、女子57キロ級の櫻井つぐみ選手と男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎選手。

2人の快挙を祝おうと29日、高知市の中心街で盛大なパレードが行われました。

■櫻井つぐみ 選手
「今日もこんなに多くの人が集まっているとは思っていなかったので、本当にうれしい。今日はパレード楽しみます。よろしくお願いいたします。」

2人は白のオープンカーに乗り、新京橋商店街南口から帯屋町アーケードを通ってひろめ市場まで、500メートル余りのコースを約20分かけて進みました。

沿道には多くの人が駆けつけ、アーケードの両側は人でいっぱいに。手作りのグッズを手に声援をおくる人も多く、「おめでとう」「感動をありがとう」などと、盛大に祝福しました。

訪れた人の中には清岡選手の同級生も来ていました。

■清岡選手の同級生
「小さい時から一緒にワイワイしてきた仲間がこうやって世界一になるとは思ってなかったので、本当におめでとうと心から伝えたい」

スーツ姿で車の前を歩いていたのは、つぐみ選手の父・櫻井優史さんです。

■櫻井優史 監督
「感動。こんなに集まってもらって。ありがとうございます。」

県によりますと約5500人がパレードを見に訪れ、2人を祝福したということです。

一方、櫻井選手の地元・香南市野市町でも凱旋パレードが行われました。

櫻井選手は市のマスコットキャラクターや家族と一緒に自衛隊の車両に乗り、ごめんなはり線のいち駅から「ふれあいセンター」までの約200メートルを、笑顔で手をふりながら進みました。

地元のヒーローを一目見ようと集まったのは約1800人。櫻井選手の母校・野市小学校の近くでは子どもたちが大きな声援を送りました。