地震と豪雨の”二重被災”…避難先から戻り生活再建を考えていた矢先に…
石川県能登半島を襲った大雨では、地震との“二重被災”に苦しむ方も多くいます。二次避難先から戻った矢先に被災した夫婦のもとに、ボランティアが駆けつけました。
冨成道代さん:
「どういうんですかね泣きっ面にハチ、、、」
輪島市町野町に住む冨成さん夫婦。この地域は、9月21日土曜日の大雨で川が氾濫し、一時孤立状態となりました。冨成さん夫婦は9月5日に、元日の地震で二次避難していた福井県あわら市から戻ってきたばかりで、地元での生活再建を考えていた矢先の大雨でした。
冨成道代さん:
「ちょっとずつちょっとずつ進んできてよかったと思っていたところにこういうことが起こってしまって、とても残念で悔しいです」
地震との“二重被災”。そんな冨成さんの自宅に、29日、ボランティア団体「チームふくい」のメンバーがやってきました。福井県へ二次避難した際にも冨成さんたちの生活をサポートしていました。
参加メンバー:
「また一からかという気持ちを連絡して聞いていたので少しでも力になって、お気持ちが少しでも前向いてもらえればと思って参加した」
重機で土砂を取り除いたほか、土のうを作り、次の雨での二次災害に備えました。
チームふくい・内山秀樹さん:
「今は冨成さんや、これまで交流のある方々の近くからどんどん広げていって長期的に復旧のお手伝いができれば」
冨成悟さん:
「1月の地震の時から今回も心配してかけつけていただいて、本当に感謝しています。皆さんのエネルギーを感じ取って私もそれに負けないようにまた乗り越えられるように頑張りたいと思います」