「海外からもどうぞとっておきの観光地」と題し、海外の人にも人気の高知のスポットを紹介します。
高知のソウルフードといえばカツオのたたきですが、県民のカツオ愛が止まらず、驚くべき食べ方が登場していました。

高知の中心市街地では外国人観光客の姿を見かける機会も多くなりました。高知新港には今年度、大型客船が54回寄港予定。高知龍馬空港と台湾を結ぶチャーター便が運航されるなど、海外から高知に来る観光客が増えました。

さらに今年は、春から高知出身のやなせたかしさんをモデルにしたドラマがスタート。国内でも益々高知の観光が注目されそうです。
そこで今回は定番中の定番スポットを紹介しながら高知観光の面白さを探ります。

【ひろめ市場】
高知市の中心商店街に位置し、アクセスの良さが魅力のひろめ市場。軒を連ねる約60店舗はどこを見ても高知らしいものが並んでいます。土産物店では高知のお座敷遊びで使う「べく杯」や手軽なマグネットが外国人観光客を中心に売れ筋だそうです。

平日の午前10時。朝から美味しそうにカツオを頬張るのは京都から出張で来た男性2人組。お仕事お疲れ様です。
一方、台湾からのお客様は・・・
■お客さん「コウチサイコー」

かと思えば、地元高知の皆さんが大きなジョッキでビールを飲みながら一緒に食べるのは、やはりカツオのたたき。
観光客に人気でありながら、地元の人にも馴染み深いのがひろめ市場のいいところ。ぜひ相席もどうぞ。

【明神丸】
そして皆さんが食べていた高知のソウルフードが「カツオのたたき」。目の前でカツオを藁焼きする豪快さが人気の明神丸です。焼きたてぬくぬくをいただくのが高知流。一番人気は、ポン酢でいただくベーシックなタレと、カツオの旨味をしっかり味わう新定番の塩、両方を食べられるセットです。

外国人の方には“SUSHI”を食べたいという方も多く、たたきの「にぎり」が大人気だそうです。
天日塩とユズのしぼり汁でいただきます。
カツオは観光客の方に絶対に食べていただきたい“高知の味”です。

【桂浜】
冬場は閑散期の桂浜。それでも2023年には商業エリアが「海のテラス」としてリニューアルし、高知観光では王道ルートのひとつに定着していて、この日も海外からの観光客の姿がありました。

海のテラスにある飲食店「満天の星」で食べられるのが「パフェ」。
高知知県民が愛するカツオのたたき。とうとうパフェになりました！

考案した総料理長の増本壮馬さんが作ってくれました。
おいしそうなカツオの冊を丁寧にカット。しっかりと藁の香りがついたカツオは海鮮丼にも使う自慢のたたき。そのたたきがそっと寄り添うのは海鮮丼のタレをかけた濃厚なソフトクリームです。
コーンフレーク、ねぎとみょうがの薬味、ソフトクリーム、さらに大葉の上にカツオのたたき、最後にカツオ節でトッピングです。

去年10月に発売し、外国人観光客の方を中心に多い時では土日に10人ほどが注文するこちらのパフェ。チャレンジメニューかと思いきや、今まで残した人はいないという増本料理長自信の一品です。

しかもこれ、食べ進めるほど癖になるんです。ご覧の皆さんもきっと疑っていると思うので、台湾からの観光客の方もレッツトライ！
■「おいしい」

あの手この手で食べる高知の自慢のカツオ。今年もおもてなしの心に溢れたいろいろなカツオで観光客の皆さんをお迎えしたいものです。