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高知市教育長が辞任 児童が水泳の授業中に死亡した事故を受けて【高知】

2024年10月16日 18:40
高知市教育長が辞任 児童が水泳の授業中に死亡した事故を受けて【高知】
任期の途中で突然ともいえる引責辞任です。
今年7月、高知市の小学4年生の男子児童が水泳の授業中に死亡した事故の責任を取って、市の松下整教育長が10月16日付で辞任しました。

■松下教育長
「私、松下整は本日、令和6年10月16日付で高知市教育長職を辞職する」

高知市の松下整教育長は16日午後に会見を開き、高知市の児童が水泳の授業中に死亡した事故の責任を取り、10月16日付で辞任することを発表しました。

松下教育長によりますと、事故の直後の7月10日に桑名市長に一度辞意を伝え、再度9月市議会が終わった9月30日に辞意を伝え、市長が同意したということです。

事故は、今年7月に長浜小のプールが故障で使えず水深が深い南海中のプールで行なわれた水泳の授業中に、4年生の男子児童が溺れて死亡したものです。
この事故をめぐっては8月に第三者による検証委員会が立ち上がり、10月17日に3回目の会合が開催される予定でした。

松下教育長の任期は今年12月末までで、任期途中での辞任でした。
教育長が欠ける場合には教育長職務代理者があらかじめ決まっていて、代理者は谷智子教育委員となっています。

辞任について、桑名市長は「責任を重く受け止められ、辞職の意志も固かったことから同意した」とコメントしています。

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