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製鉄会社の敷地と地下水から基準値超える有害物質検出 高松市が井戸水を調査

2025年2月25日 18:49
製鉄会社の敷地と地下水から基準値超える有害物質検出 高松市が井戸水を調査

 高松市にある製鉄会社の敷地と地下水から基準値を超える有害物質が検出され、市が今日(25日)から井戸水の調査を始めました。

 有害物質が検出されたのは、高松市朝日町にある東京製鐵の高松鉄鋼センターです。東京製鐵が土地売却に向け行った土壌調査で分かり、敷地内から法の指定基準を超える8つの有害物質が検出されました。

 この内、土壌に含まれるカドミウムは基準値の最大9倍、鉛は最大193倍などで、地下水からも基準値を超えるヒ素など3つの有害物質が検出されました。

 汚染が確認された土地は、鋼材の製造工場跡地を活用したスクラップの収集拠点で、東京製鐵は今後、法に基づき適切に対応するとしています。

 高松市は半径500メートルの範囲で井戸の調査を始めていて、飲み水で使用する場合は使用を控えて市に知らせる様、呼びかけています。

最終更新日:2025年2月25日 18:49
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