電車で女性に暴行 新幹線で盗撮 被告の岡山市水道局職員が起訴内容否認
去年(2024年)、走行中の電車や新幹線で10代の女性の腕をつかんだりスカートの中を撮影したとして、暴行などの罪に問われている岡山市水道局の男の初公判が、今日(27日)、岡山地方裁判所で開かれました。男は起訴内容を否認しました。
暴行などの罪に問われているのは、岡山市水道局の職員、田邉政人被告34歳です。
起訴状によりますと田邉被告は去年5月、岡山市を走行中の電車内で17歳の女性の腕をつかむ暴行を加え、更に翌月、大阪市の新幹線内で女性のスカートの中をスマートフォンで撮影したとされています。
岡山地方裁判所で開かれた今日の初公判で、田邉被告は「暴力は人違いでやってません。 意図的に撮影したものでない。」と起訴内容を否認しました。
冒頭陳述で検察側は「女性が暴行を受けた際犯人の顔を確認し、犯人を被告人と識別出来た。」と指摘。また、被告から押収したスマートフォンから、犯行の際に撮影された動画が発見されたことを明らかにしました。
これに対し弁護側は、逮捕容疑の不同意わいせつが不起訴となっていて、暴行だけを起訴した適法性を審理すべきと主張。その上で、被害者の記憶は不正確で、映像もスマートフォンの誤作動で盗撮の故意はなかったとして、無罪を主張しました。