南海トラフ地震を想定 岡山県内で救援物資輸送訓練 国からの物資を市町村に搬送
集まった支援の形を、速やかに被災地へ。南海トラフ地震の発生を想定し、国からの物資を県内の市町村に輸送する訓練が、岡山市などで行われました。
訓練には岡山県や玉野市など15の機関から、およそ100人が参加しました。訓練は南海トラフ地震の発生により県内で最大震度6強を観測、最大3メートルの津波や建物への被害が出たという想定で、今日(6日)までの2日間実施されました。
前の日は岡山空港の防災倉庫で国から救援物資を受け取り、拠点施設に運ぶ手順を確認しました。2日目の今日は、岡山市の拠点に集めた物資を仕分けて、県内各地の避難所へ輸送する流れを共有しました。
南海トラフ地震の発生で、岡山県では最悪の場合、1万5000人の死傷者が想定されています。このため県は、こうした訓練を通じて関係機関との連携を深めながら、有事への対応力を強化していくとしています。