「天空の山城」備中松山城 年末恒例のすす払い
「天空の山城」でも新年を迎える準備です。岡山県高梁市の備中松山城で今日(17日)、年末恒例のすす払いが行われ、国指定重要文化財の天守の屋根の汚れを落としました。
備中松山城は、天守が現存する国内で唯一の山城として、国の重要文化財に指定されています。すす払いは、天守や二重やぐらの点検を兼ねて、毎年この時期に行われています。
紅葉が長く楽しめたため、例年より1週間ほど遅らせた今年。法被姿の作業員5人が高さ8メートルの天守に上がって、屋根にたまった落ち葉などをホウキで落としながら、瓦のずれなども点検しました。
最低気温は氷点下0.1度となった、今日の高梁市。山城でも厳しい冷え込みとなりましたが、猫城主の「さんじゅーろー」はというと、鷹揚と日向で作業を見守っていました。
備中松山城はこれから正月飾りを施すなど、本格的な迎春準備に入り、天守は28日まで公開します。