河川の「PFAS」調査 香川県内は国の目標値を下回る
岡山県吉備中央町など、全国の浄水場や河川から発がん性があるとされる物質PFASが相次いで検出されている問題を受けて、香川県が県内5か所の河川を調査した結果、いずれも国の目標値を下回りました。
PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、香川県は、このうち発がん性が指摘されている代表的な2つの物質について、県内5か所の河川で今月、調査を行いました。
その結果、1リットル当たりの物質量は、さぬき市の鴨部川で8.1ナノグラム、観音寺市の柞田川で7.4ナノグラムなど、いずれも国の目標値の50ナノグラムを下回ったということです。
PFASは水や油をはじくことから、フライパンのコーティングなどに広く使われていますが、全国では浄水場や河川から基準を上回って検出され、問題となっています。県広域水道企業団によりますと、県内の水道水や浄水場などで、目標値を上回ったケースは確認されていないということです。