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河川の「PFAS」調査 香川県内は国の目標値を下回る

2024年6月28日 18:55
河川の「PFAS」調査 香川県内は国の目標値を下回る

 岡山県吉備中央町など、全国の浄水場や河川から発がん性があるとされる物質PFASが相次いで検出されている問題を受けて、香川県が県内5か所の河川を調査した結果、いずれも国の目標値を下回りました。

 PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、香川県は、このうち発がん性が指摘されている代表的な2つの物質について、県内5か所の河川で今月、調査を行いました。

 その結果、1リットル当たりの物質量は、さぬき市の鴨部川で8.1ナノグラム、観音寺市の柞田川で7.4ナノグラムなど、いずれも国の目標値の50ナノグラムを下回ったということです。

 PFASは水や油をはじくことから、フライパンのコーティングなどに広く使われていますが、全国では浄水場や河川から基準を上回って検出され、問題となっています。県広域水道企業団によりますと、県内の水道水や浄水場などで、目標値を上回ったケースは確認されていないということです。

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