香川県内で特殊詐欺や投資詐欺の被害が増えているとして、警察が注意を呼びかけています。

　警察によりますと、今年の上半期、香川県内で確認された特殊詐欺の被害は、去年とほぼ同じ91件。被害額は、去年より1億2500万円余り多い、およそ2億円でした。

　総務省の職員を装って「あなたの携帯電話が犯罪に悪用されている」と嘘の電話をかけ、その後、警察を名乗る人物から「無実証明のためには金が必要」などと脅され、現金を振り込まされるケースが目立つということです。

　また、SNSを悪用した投資詐欺や、恋愛感情を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺の被害も急増。去年の7倍を超える132件の被害が確認され、被害額は11億6000万円あまりに上っています。

　警察は「電話やSNSでお金の話が出た際は、身近な人や消費生活センターなどに相談して欲しい。」と呼びかけています。