静岡･三島市の90代男性が、警察官や検察官をかたる男らからのうその電話を信じたのきっかけに、現金250万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として調べています。

警察によりますと、2月6日、三島市に住む90代の無職の男性宅に、警察官や検察官をかたる男から、「あなた名義の通帳と携帯電話が犯罪に使われている」「麻薬事件で暴力団を逮捕したところ、あなた名義の通帳と携帯電話をもっていて、あなたから買ったと言っている」「あなたの口座が資金洗浄に使われている可能性がある」「あなたの口座のお金を調べる必要がある」などと電話がありました。その後、複数回にわたり、口座から現金を引き出すように言われ、さらに、引き出した現金を自宅前に置くように指示され、これを信じた男性が、指示通りに現金250万円を自宅前に置いたところ、何者かが持ち去り、だましとられたということです。

警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「警察や検察が捜査のために現金の引き出しを求めることはありません」などと注意を呼びかけています。