果樹園のリンゴが食い荒らされる クマによる食害 木の枝が折られる被害も 北海道旭川市
北海道旭川市は20日、神居町西岡の果樹園で、クマによる食害の被害があったと発表しました。
果樹園で栽培されていたリンゴが食い荒らされていたほか、木の枝が折られるなどの被害があり、市は注意を呼びかけています。
市によりますと19日早朝、見まわりをしていた果樹園の関係者が、リンゴの木が荒らされているのを発見し、地元の猟友会に連絡しました。
その後、通報を受けた市の担当者らが確認したところ、リンゴが食い荒らされていたほか、リンゴの木の枝が折られていることが確認されました。
クマのフンや足跡などは見つかっていませんが、近くでクマが草をかき分けたとみられる痕跡が見つかったため、クマによる食害と断定したということです。
果樹園は旭川の中心部から西の山沿いの地区にあり、周辺では親子とみられるクマの目撃情報が相次いでいることから、市は警戒を強めています。