今年も出てきた“でこぼこ”根本記者が実際道路を走ってみた 去年はパンク・脱輪1400件
雪解けが進み、この週末はタイヤ交換という人も多いのではないでしょうか。
道路はまだデコボコ路面となっていて、パンクや脱落などタイヤのトラブルに注意が必要です。
(根本記者)「札幌市北区の道道を走行しています。このあたりは道路に大きな穴がいくつもできています。その上を通ると…このように大きな揺れを感じます。気づかずに通ってしまうと危ないですね」
気温が上昇し、雪がなくなった道路には、この時期特有のデコボコ路面が見られました。
通る車もタイヤと車体を揺らしながら進みます。
道路にできた穴を埋めて平らにならす業者も朝からフル稼働です。
(施工業者 沢田石巧さん)「1日にもう何十件もまわっている。大変なんですけどいまこの地域に住んでいる人たちが安全に車を走らせることができるのであれば」
また、路肩には雪の下から出てきたとみられる乾電池やアルミ缶など金属のゴミが落ちていました。
JAFによりますと、2023年のこの時期、パンクや脱落など、道内でおよそ1400件ものタイヤのトラブルが発生しています。
これは2024年4月9日に札幌市内で撮影された映像です。
前を走る青い軽乗用車。
左側の後輪が左右にぐらついています。
撮影者によると、事故は起きませんでしたが、この状態で路面状況の悪い道を走行すれば、タイヤが外れるなどして大事に至っていたかもしれません。
そして、この時期注意が必要なのがタイヤ交換です。
警察などは4月11日に高速道路のパーキングエリアで、通りかかった車のナットの締まり具合などを点検し、タイヤが脱落しないよう注意を呼びかけました。
(ドライバー)「あまりこういうのを気にしたことはなかった。そのあたりはしっかりやらないといけないなと思いました」
(道警 交通企画課 大口純一課長補佐)「ナットの緩みだとか、定期点検を心掛けていただくように注意喚起しています」
これから自分でタイヤを交換する場合、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
(JAF 安藤純一さん)「締めつける力を管理できる専用の道具を用意すれば確実だと思います」
ナットを閉めすぎてしまうとかえって痛めてしまうこともあるといいます。
(JAF 安藤純一さん)「お店で正しい交換がされていても、少し走ることで緩んでしまう。正しく作業がされていてもどうしても(緩みは)起きてしまうので、走行した後の締め付け状態の確認は忘れずに行っていただきたいです」
雪がなくなり運転がしやすくなったいま、事故を起こさないためにもタイヤの点検が大切です。